人間関係の普通

マッチングアプリについてアンケート調査しました【認知度、シェア、利用ランキング】

恋愛や結婚の形は人それぞれです。

出会いも同じで、身近な存在から恋愛に発展する人もいれば、合コンやお見合いなどで結婚相手を見つけた方もいるでしょう。

現代では、インターネットの「マッチングアプリ」とよばれるアプリを通して出会いを求める人が増えつつあります。

今回はマッチングアプリについて、クラウドワークスを通じて10代から50代の男女285名にアンケートをとり、比較調査しました。

マッチングアプリは「出会い系サイト/アプリ」と違って身分証明があったり、サイト運営者の監視があったりと安全性もある程度保障されているようですが、回答を見ていくと浸透するにはまだまだのようですよ。

マッチングアプリの認知度と使用経験の調査結果

マッチングアプリの認知度

まず、「マッチングアプリ」というものを知っている人がどのくらいいるのかどうか質問しました。

結果が以下のようになりました。

 

マッチングアプリの認知度は89%と高くなりました。

では、男女に分けて見るとどうでしょうか。

 

認知度は約90%で、男女差で違いは見られませんでした

名の通った企業がインターネット広告を出したり、テレビCMでも目にする機会があるので、マッチングアプリのことはどうやら多くの人が知っているようです。

 

マッチングアプリの使用経験を比較

次に、マッチングアプリを使ったことがあるかどうかを質問しました。

 

すると、上の円グラフを見てわかるように、半分以上の56%が「使用したっことがない」と回答しました。

こちらも男女別で見てみると次のようになります。

マッチングアプリの使用経験については、女性の45%に比べ、男性は42%とやや少なくなりました

 

使用経験者と未使用者を比較

では、マッチングアプリを使用したことがある人とない人で何が違うのか、比較していきましょう。

 

未婚・既婚でのマッチングアプリの利用率を比較

マッチングアプリは好みの異性と出会って知り合い、場合によっては結婚も視野に入れてお付き合いをする人もいます。

まずは、利用している人が結婚しているかどうか比較しました。

アプリの性質上予想通りの結果ですが、アプリを使用したことがある人は未婚率が77%で、使用したことがない人の未婚率59%より18ポイント多くなりました。

これもここまでの比較同様に男女で分けると次のようになります。

マッチングアプリの使用経験がある男性は未婚率が87%と、90%近くになりました

一方、使用経験がない男性の未婚率は69%でした。次は女性です。

マッチングアプリを使用したことがある女性の未婚率は72%でした。

使用したことがない女性の未婚率は52%と、比較した中で一番低くなりました。

使用経験者の理由のところで後述しますが、使用経験がある既婚者は必ずしもいわゆる「ワンナイトラブ」や「不倫」といった目的で利用しているわけではなく、「マッチングアプリを通して今の結婚相手と出会った」という方もいます。

クラウドワークスのアンケートでは主婦が女性の多くを占めるので、「結婚しているからマッチングアプリは必要ない」という理由で使ったことがない既婚女性が多い結果になっているのかもしれません。

 

マッチングアプリからの結婚はあり?なし?

次に、マッチングアプリを通じて出会った相手との結婚がありかなしかを回答してもらいました。

全体の回答を見てみると、マッチングアプリを使用したことがある人の78%は出会った相手との結婚が「あり」と答えました。

対する使用未経験者は結婚が「あり」と答えた人は49%にとどまり、「わからない」と答えた人が43%に上りました。

結婚が「なし」と答えた人はマッチングアプリの使用経験あり/なしどちらも数%と大きな差はありませんでした。

男女に分けて見ると次のようになります。

グラフを見比べると、使用経験のない人は男女問わず結果はほぼ同じで、

  • 結婚ありと答えた人が約50%
  • 結婚なしと答えた人が8%
  • わからないと答えた人が40%強

となりました。

マッチングアプリを使用したことがある人でも、「わからない」と回答した人は男女ともに20%弱とあまり変わりませんでした。

しかし、男性の方が結婚は「なし」と答えた人が11%と多く、一方の女性は3%しか「なし」と答えず、「あり」と答えた人が80%以上を占める結果となりました。

使用経験がない人が「わからない」と答えるのは、実際にマッチングアプリがどんなものか想像がつかないからなのかもしれません。

 

マッチングアプリのイメージを調査

マッチングアプリからの結婚あり/なしの回答からみて、どうやら使用したことがある人とない人で、アプリそのものに対するイメージに大きく差があることがうかがえます。

また、使用したことがある人でも、男女で違いがあるようです。

それを深く掘り下げるために、ここからは具体的にアプリに対するイメージを自由回答してもらった結果を使用経験あり/なしで比較しました。

最も多かった回答を黄色、2番目を緑、3番目を水色でマークしています。

表を見ると、マッチングアプリの使用経験がある人では男女通じて「現代的・出会いの場として良い」というポジティブなイメージが1位となりました。

現代においてとても使いやすい、便利勝手がいいもの。自分の好みの人をすぐ探せる分手間が省ける。(男性/20代/未婚/パート・アルバイト)
使い始める前は危険なイメージだったけど、周りも利用している人が意外と多く今の時代に合った出会いの1つというイメージ(女性/30代/既婚/専業主婦)

 

上のような意見があるように、「今の時代にはあって然るべき出会いの形だ」という意見が多く見られました。

一方、アプリを利用したことがない男性では

正直あまりいいイメージがない。サクラの人たちがいて、課金でお金を持っていかれるイメージが強い(男性/30代/未婚/自営業)

といった「サクラ(客寄せや偽の情報を掲載している人)が多そう・騙されそう」が30%で1位となりました。

更に、アプリ未使用の女性でも

危険で全く良い印象はない(女性/40代/既婚/専業主婦)
見知らぬ人と会うのは怖い(女性/20代/未婚/学生)

など、「怖い・危険・怪しい」が33%で1位となり、男女通じてネガティブなイメージが先行しました。

そこで、

  • 現代的・出会いの場として良い
  • 気軽に利用できる

をポジティブイメージとして、

  • サクラが多そう
  • 軽そう
  • 怖い
  • 出会えない
  • お金がかかる

の項目をネガティブイメージとして比べてみると次のようになります。

このグラフを見ると、アプリを使ったことがない人は女性67%、男性85%と圧倒的にネガティブなイメージを持っていることがわかります。

しかし、アプリを使用したことがある人でもネガティブなイメージが少ないということはなく、女性は約半数の48%、男性は63%がマイナスイメージを持っており、プラスなイメージを持っている人が半分以上になる事はありませんでした。

特に男性に関しては利用経験に関わらずネガティブなイメージを持っている人が多くなりました。

出会い系サイトでの犯罪がニュースに取り上げられることも多々ありますし、男性は課金しなければならないアプリが多い分、オンラインを通じての出会いに慎重になっている人も多いのでしょう。

 

マッチングアプリ使用経験者の背景を調査

ここからは、マッチングアプリの利用について、使用したことがある人の回答を比較していきましょう。

ここでは基本情報として、どんな人がどれくらいマッチングアプリを利用しているのかについて見ていきます。

 

使用経験者の年代について

先ほど、使用経験者は未婚率が高いことがわかりましたが、他に特徴があるのかどうか比較してみました。

既婚者でも使用したことがある人がいましたが、できるだけマッチングアプリのリアルを反映するためにここでは未婚者のみで比較しました。

最初に年代を比べてみましょう。すると、男女とも20代と30代を合わせると90%近くを占めました。

しかし、男性では20代が約半分の49%であるのに対し、女性では20代が70%を占めました。

女性誌Oggiの調査によると、2016年の女性の平均結婚年齢は29.4歳で、20年前に比べると3歳以上も上昇しているのだとか。とはいってもやはり20代で結婚したいと思う女性が多いことがこのグラフからも見てとれますね。

 

使用経験者の職業について

続いてどんな職業が多いのか見てみました。

男女通じて会社員が半数以上を占め、特に男性は61%と女性よりも11ポイント多くなりました。

また、未婚男性のうち2番目に多いのが学生の21%という結果になっています。

女性でも学生は13%と3番目に多いですが、それを上回ったのはパート・アルバイトの18%でした。

無職の未婚女性も合わせると、フルタイムで働いていない人が27%いるということになります。

 

使用経験者の年収について

最後に年収を比較しました。

その結果、男性は200~400万円が40%と一番多かったものの、400~600万円、200万円以下でもそれぞれ27%と3割ほどいます。

女性は利用者が20代が中心と言うこともあり、年収400万円以下の人が90%近くを占めました。

学生が全体の年収を下げているようなので、学生を除いてみたデータは以下のようになりました。

すると、男性ではマッチングアプリを利用する社会人の60%程度は年収400万円以下で、35%は400~600万円ということになります。

600~800万円の人は4%にとどまり、それ以上の年収の社会人は回答者にはいませんでした(前図のデータの1000万円以上は男女ともに学生のみ)。

また、女性では学生を除いてもやはり400万円以下の人は90%と変わりませんでした。

女性で年収400万円以上の人は10%となり、800万円以上の人はいませんでした。

グラフでは示していませんが、パート・アルバイトの人は全員年収が200万円以下となっています。

以上をまとめると、マッチングアプリを利用する平均的な男女の特徴は、

  • 年収が200~600万円の20代~30代の男性会社員
  • 年収が400万円以下の20代の女性会社員

と言えそうです。

「結婚相手の年収は1000万以上がいい!」なんていう人もいますが、マッチングアプリでは年収の高い相手に出会いにくいかもしれませんね。

 

使用したことがあるマッチングアプリの数を調査

次に、利用したことがあるマッチングアプリの数を比較しました。

先ほどとは違い、ここからは既婚・未婚関係なく使用経験がある人全員の回答からデータを抽出しています。

 

利用アプリ数をみると、男女ともに1つだけの利用が約半数を占め、多くても2つまでという人が多いようです。

3つ以上使用いている人は女性14%、男性24%となり、男性の方が多くなりました。

婚活事業を展開しているIBJがまとめた2018年11月のアンケート結果によると、男性が女性に求める平均年収は400万円だそうです。男性の方がより良い出会いを求めていくつものマッチングアプリを利用しているのかもしれません。

 

マッチングアプリへの課金額を男女で比較調査

マッチングアプリで効率よく異性と出会うためにはしばしば課金することが必要になってきます。

マッチングアプリ利用者はどのくらいアプリに課金しているのでしょうか。男女で課金額を比べてみました

すると、女性は93%が無課金でマッチングアプリを利用していました。

3万円以上課金している人は女性の回答者にはいませんでした。

対照的に、男性では無課金の人は24%にとどまり、76%の人が大なり小なり課金していることがわかりました。

男性の半数以上は1万円以下の課金でアプリを利用しているようですが、1万円以上課金する人も合わせて16%いました。

マッチングアプリは女性は無料のものが多く、男性は3000円~4000円以上の課金が必要なものが殆どですので、課金の差はあって当然の結果となっています。

 

マッチングアプリの種類を比較

前述の通り、ネガティブなイメージを持たれがちなマッチングアプリですが、実際使用してみるとどうなのでしょうか?

利用経験者の意見をまとめて比較してみました。

 

使用したことがあるマッチングアプリをランキング化

まず、どんなマッチングアプリを使用したことがあるのかを回答してもらいました。

上のグラフを1位から5位まで並べると以下のようになります。

結果を見てわかるように、男女通じて60%以上がペアーズを利用していました。

また、1~5位まで男女ともに同じマッチングアプリがランクインしました。

 

マッチングアプリの人気を比較

では、使用アプリの使い心地はどうなのでしょうか?次におススメのマッチングアプリを男女別に比較してみましょう。

上の表を3位までランキングすると次のようになります。

結果、男女ともペアーズが40%以上支持されて1位になりました。

支持した理由を聞いてみると、男性側からは

  • 相手の探しやすさ
  • 出会いやすさ
  • 真剣な出会い

を支持する声が多く聞かれました。

女性側からは、男性側の意見に加えて

  • 登録会員の多さ
  • 身分証明がある

という意見も聞かれ、中には「彼氏や結婚相手が見つかったから」と答えた人もいました。

2位も男女ともにタップルがランクインしました。理由としては、

  • 趣味が合う人の見つけやすさ
  • やりとりのしやすさ

を挙げる人が多く見られました。

男性同数2位のYahoo!パートナーと女性3位のゼクシィ縁結びは

  • 大手なのでで安心

という意見が多数ありました。

オススメの理由に「安心」「出会いやすい」という言葉はどのアプリにもあったので、登録数や有名かどうかが人気のポイントのようですね

 

マッチングアプリに求める機能

最後に、使用経験者にマッチングアプリに求める機能を尋ねました

利用したことがあるからこその要望にはどんなものがあるのか見てみましょう。

自由回答なので、項目が2点上がっている意見は複数回答とみなしてカウントしています。

使用経験者がマッチングアプリに求める機能

その結果、男女通じて「希望の異性の見つけやすさ」が1位になりました。

その他男女差が目立ったのは

  • 安全性や信頼性
  • 課金関連

の2項目で、前者は女性がマッチングアプリに求める機能として2位に入りました。女性が安全にアプリを使いたいというのは当然の要望でしょう。

また、男性では課金に関する後者の項目で要望が3番目に多くなり、

  • 男女ともに課金
  • 男性も無料化

など、もっと安く使えたらいいのにという要望が出ていました。

 

まとめ

マッチングアプリの使用について男女に分けて使用経験、イメージを比較しました。

その結果、

  • 認知度は高いがイメージはあまりよくなく、未使用者は特にマイナスイメージを持っている
  • 使用している未婚男性で多いのは20代~30代、年収600万円以下の会社員
  • 使用している未婚女性で多いのは20代、年収400万円以下の会社員

ということがわかりました。

また、使用しているアプリは男女通じてペアーズが人気で、評判も良いようです。

マッチングアプリに求められるものは希望の相手との出合いやすさに加え、

  • 女性は安全性
  • 男性はコストパフォーマンス

を求めていると言えるでしょう。